2009年09月29日

GH1でホームビデオ撮影術

よくデジ一動画は「趣味」で三脚立てるような撮影向けで、一般のビデオカメラと同じ感覚では使えない、という意見を聞く。
もちろんこの意見、特に前半部は否定はしない。
だが、本当にデジ一の動画機能はビデオカメラに比べて大幅に劣っており、おまけに過ぎないのだろうか?

さて、「ビデオカメラと同じ感覚で」という部分を掘り下げてみよう。
今のビデオカメラはとにかくフルオートできれいに撮れるようにできているので、いろいろ高機能だが、ここでは最低限の「失敗のない」撮影のための機能を考える。
 位置情報AFが動く被写体に追従する。
 位置情報自動露出補正にした際に、パン・ズーミングによる画面の明るさ変化に違和感がない
 位置情報なるべく設定不要でテンポよく録画on、offができる。
  (シャッターチャンスへの対応)

GH1を上記の観点からみるとどうなるか。
私は、実際に子供撮りのホームビデオ用途で使ってみて、
日常のスナップ撮りなら子供撮りでも十分使える
という結論に達している。
一応「スナップ撮り」と書いたが、運動会のリレー競技で走る子供のアップを追いかける、というような場面は難しいが、そういうの以外ならイベントものでの撮影もできると踏んでいる。

ただし、これはAFが効いて絞り羽根の調整も動画対応でスムーズなHDレンズでの話。
それ以外のレンズでは動体への追従はやっぱり難しい。
手持ちでMFで動体へピントを合わせるにはかなりの熟練がいる。
また、AEをロックしない撮影方法の場合、動画対応のレンズでないと絞りがカクカクと階段状に開閉して画面がチラチラし、また音も記録されてしまう。

また、撮影の仕方も重要。
むやみやたらに撮影中にズーミングしたりカメラを振り回したりするのは当然アウト。
後、よく言われることだが、なるべくズームレンズの望遠側は使わず、広角側でカメラマンの足で構図を決めるといった基本的撮影姿勢を守ることがやはりおすすめ。
望遠でのアップは、背景をぼかして表情をじっくり見せたいときとか、意図を持って場面を選んで使うべき。

以上を踏まえた上で、GH1を「ビデオカメラライク」な子供撮りに使う際に、私が試行錯誤して落ち着いたカメラの設定方法を記しておく。

【必要なもの】
*GH1
*VARIO G HD14-140mmF3.5-5.8
*NDフィルター(屋外撮影用に最低ND4、8はそろえておいた方がよい)

【設定】

1.ダイアルで「S」モードに設定し、以下の条件に合わせたシャッター速度に設定する
 *屋外・晴れ → SS 1/60〜1/100(被写体の動きが早いほど速いSSを選択)
 *屋外・曇り OR 室内・明るい → SS 1/60
 *室内・暗い OR 夜間 → SS 1/30〜1/60(FHDで撮るなら1/30固定でOK)

2.撮るであろういくつかのアングルで被写体に向けてカメラを構え、シャッター半押ししてみる。
 →すると、カメラが算出した絞り値が表示される。
 →F9を超えるようなら、小絞りボケの防止としてNDフィルターを使う。
  選択の基準は、背景をどれだけぼかしたいか。
  一番ぼけるのは開放F値なので、ぼかしたければそれに近い値になるようにNDフィルターで調節する。

※回析による小絞りボケの影響だが、フォーサーズの場合は上限はF5.6ともF8とも言われている。
ただ、経験的にもう少し絞っても動画ではOKなので、F9くらいまでは使っている。

※NDフィルターだが、私は屋外撮影で晴れていればND8、曇っていればND4と使い分けている。

3.ダイアルで「クリエイティブ動画モード」に設定し、その中の「S」モードにして、1と同様にシャッター速度を設定する。

※静止画のSモードのままだと、撮影中の露出変更が効かないため
 ちなみに、2のシャッター半押しによるF値確認はクリエイティブ動画モードでは確認できない。

4.ISOをAUTOに設定する。

5.フォーカスダイアルをAF-C(又はAF-S。どちらでも同じ)に設定する。

6.撮影開始。
 →状況に応じてAF/AEロックボタンを活用。

以上、下準備の設定さえ済ませてしまえば、後はテンポ良くon、offで必要なカットを撮っていけばよい。

ポイントはS(シャッター速度優先)モードで撮るということ
iAやPモードで撮ってしまうと、明るい場所ではシャッター速度が上がりすぎてしまうことにより、パラパラと不自然な動きが目立つことがある。
もちろん、ベストはMモードで、絞り・SSを表現したい絵に合わせて設定し、ISOで明るさを調節することだが、子供撮りではそんな余裕はない。
やはりSモードがホームビデオには使いやすい。

余談だが、私は静止画をとるときは9割方A(絞り優先)モードで撮る。
私の被写体に特別動き物はないし、それよりも背景のぼかし具合を気にしているから。(SSを稼ぎたいときは、AのままISOを上げて対応する。)

でも、動画のときはSSを固定してしまうことが多いため、Sモード、マニュアルモードが使えることがとてもありがたい。
その意味で、PENTAXのK-7なんかはとても惜しい仕様だと思う。
AモードよりはSモード、Mモードで撮れるようにするべきだろう。


次はGH1に外付けマイクをつけたいのだけど、マニュアルによる音声レベル調整機能がないことで、躊躇している。
フィールドレコーダーを買った方がいいかなぁ〜
でも別撮り面倒だしなぁ。
posted by そよはっは at 20:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

GH1 FHDとSHの混在編集→120fps化

FHDは24pの60i変換、SHは60p
これをどういうプロジェクトで編集するか、という話だが、やはりBDオーサリングを考えると、普通に1080の60iのプロジェクトで編集して出力しておくべきだろう。
EDIUSならHQ変換が必須であり、そしてこの1080の60iのプロジェクトならFHD分は同形式なのでHQスマレン(といってもいいのか・・・とにかく未編集部分スルー)が可能である。

そして、これをPC用にインタレ解除する場合、これが悩んでしまった。
普通にインタレ解除してしまうと、FHDの24p部分がおかしなことになるし、24p化するとこんどはSHの60p部分がおかしなことになる。

そこで、またgoogle先生の出番。
VFR(variable frame rate ⇔ CFR constant frame rate)という考え方があるそうな。
1つの動画ファイルの中でのフレームレートの混在(=VFR)を許容するコンテナが存在する。
例えばmkvやmp4、wmvなんかがそれにあたるらしい。

私は今までビデオカメラからの素材だけ扱ってきたので、ほとんど縁がなかったのだが、アニメ素材などは、本編は24fpsで予告やオープニングは30fpsだったりする場合もあるらしい。
これらをPCで扱うにあたって、先人はやはり今の私と同じような疑問にぶちあたってきたようで。すなわち「どうやってインタレ解除すればいいの?」と

ただ、ネットにアップするときなど、なるべくコンテナの形式によらず、汎用的な形にしたいと考えたときに使えるのが、「120fps化」という方法らしい。

わかりやすかったのは、こちらのサイト
http://www.fiberbit.net/user/r2-m2/clare/dtv/120fps.html
http://www.losttechnology.jp/Movie/aviutl.html
(感謝!)

で、私にとってなじみの深いAviutlでさっそく試してみた。
まず、自動フィールドシフトプラグインを使って、x264gui.auoでAviutlで直接h264化してみた。
これは、インタレ解除自体はうまくいっていたのだが、なぜか3分6秒の映像が2分39秒になってしまって、音と大幅にずれてしまった。

なので、地道だが、30p部分と24p部分と別々に出力して、後で再圧縮なしで結合する方法でいった。
シーンチェンジプラグインは感動的。
前回24pの逆テレシネで最適なPulldwnパターンをシーンごとに調べることを書いたが、このシーンチェンジプラグインみたいのものがAvsPで使えればすごくありがたい。

というか、aviutlは現状エンコーダとしてしか使ってないが、これはもうちょっと使いこなしてみたい感じ。
AVCHDを直接読み込めるようなプラグインがあれば便利なんだけどな・・・。
(現状は、結局avisynthとDGAVCDecと併用しないと読み込めない)


まぁとにかく、結論としては、非常にめんどくさい。
撮影時にやっぱり考えて、なるべくFHDかSHは統一しておきたいもの。
posted by そよはっは at 23:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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