2010年06月27日

Ptool for GH1 firmware hack を試してみた その3

ptool3.37dについて 追記

さて、ptoolを入れていろいろ試している最中であるが。
自分で試して、かつDvxuserを読み込んで、わかったことをメモしておく。

先日の結果報告で、
「FHD/SH simplifiedを50000000、Hを500000000、Lを16000000と入力しているにもかかわらず、
720のSH、Hにはデフォルトのビットレート値から改善が見られない。
FHDは常に平均40Mbps、Lは平均16Mbps程度をたたきだし、この2つにはパッチが効いているような気がする」
と書いたが、その理由が判明した。
ssが関係していたのである。

こちらで、joblessさんという開発協力の立場にある人が述べている。
パッチ後の720pでは1/60未満のssを使ってはならない。使うと、ときどき2Mbpsくらいになって圧縮が破綻する場合がある
これだ。言われてみれば、私はまだSHやHを高いssで試してない。
私がSH、Hを試したテスト環境はだいたい夜間か室内であり、そこではssを1/30または1/50に設定していた。

これを受けてssをいろいろ変えて、また屋外でも試してみた。
噴水のシーンでssを1/50に設定したときには、SH、Hともにビットレートは平均13〜14Mbpsと平凡な値。
ところがssを1/100に設定したときには、これが44Mbpsへと跳ね上がった。

なお、圧縮破綻も1度見られた。
編み目のつまったカーテンの前でカメラをパンして情報量の高い状況を作り出してテストしたが、Hの1/30でなんと5000Kbpsということがあり、撮れた映像も完全に破綻していた。
これがjoblessさんの指摘したことだと思われる。

というわけで、現在のstableに近いAVCHDのマイセッティングとしてはこんな感じだ。

version compare patch
native 24p/25p
video bitrate adjustment FHD/SH simplified: 50000000
video bitrate adjustment H: 38000000
video bitrate adjustment L: 16000000 (or 30000000)
overall bitrate adjustment: 52000000
limited bitrate adjustment: 60000000
1080p GOP: 12


Lを16Mbpsまたは30Mbpsとしたのは、用途によって使い分ければよいということ。
よりアグレッシブに高画質を攻めるなら30Mbpsだろうが、
SHもHもすでに十分高いビットレートであることから、少しオーバースペックな気はする。
Lを16Mbpsとしておくと、記録用途として失敗が許されない場合にも安心して使える。
そのままで十分AVCHD-DVDに書き込める規格内に収まっているし。

とここまで書いてきて、一つ理不尽なことがある。
パッチ後の720pのss制限により、夜間、暗所でssを落とせない。
落として明るく撮れるのはFHDであるという逆転現象がおきてしまう。
ところが、FHDにも制限があり、ss1/30以下には落とせない。
では、先日やったようなホタル撮り等、ssを1/30以下に落としたい場合はどうするのか。
そこで必要になってくるのがMotionJPEGだ。(以下MJPEG)
MJPEGならssを1/2まで落とせる。かつ、パッチを当てることによってビットレートを上げたり色空間を変えたりして、
より高画質を狙える可能性があるのではないか。

とりあえずAVCHDだけ試してみようと思ったが、必要性が出てきたためMJPEGに関するパッチも当ててみることにした。

dvxuserにはいろいろな設定と成功例、失敗例があるが、方向性としては、
*E1〜E4のQualityの設定値を高くすればより高画質になる。
*E1〜E4のtableの設定値を低くすればより高画質になる。

ということが言える。
ただし、あまりビットレート値が高すぎると、書き込み速度不足で録画が停止してしまう
また、ちゃんと録画できた場合でも、今のところカメラ内再生は不可と思った方が良いようだ。

具体的な設定値は方向性が2種類ある。
Quality値を高くしてその分Table値も高くして抑えるやり方、
もう一つはTable値を低くして、その上でQuality値を上げられる限界まで上げるやり方。

Stable MJPEG Settingとされているのはこちら
だが、これも古い情報(1ページ目は更新された気配なし)なので、自分の環境でうまくいくかどうか保障はない。ただ上記の2つの方向性は見て取れる。

で、まぁいろいろ試してみた結果、
MJPEG 4:2:0->4:2:2
MJPEG E1 Quality: 215
MJPEG E1 table: 5
MJPEG E2 Quality: 215
MJPEG E2 table: 5
MJPEG E3 Quality: 215
MJPEG E3 table: 5
MJPEG E4 Quality: 215
MJPEG E4 table: 5

これだと安定していて、平均60〜70Mbpsは出る。
(パナ金class10)

しばらくはこの設定で行くことにする。
いやー、本当に、作者さん、そしてDvxuserの皆さんに感謝!
早く試写に行って試してみたい。
posted by そよはっは at 02:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月23日

Ptool for GH1 firmware hack を試してみた その2

ptool3.37d

ひらめき(ほぼ)安定機能
*何回でもパッチを当てることができ、かつパナ公式バージョン(現在ネット上で配布されている最新はv.1.32)に戻せる。
*NTSC→PAL、PAL→NTSCの変更
*録画30分以内の制限を外す(PAL機のみ)
*他社製バッテリーの使用可
*AVCHDのビットレートの向上

位置情報実験的機能
*Native 24p/25p ←最近iフレームが"pulse"脈打つという意見も。後は概ね好評。カメラ再生も可能。
*MotionJPEGの解像度変更 ←現在の720を1080にできると期待が高まったが、ただのアップスケーリングかも?検証待ち
*MotionJPEGのフレームレート変更 ←増加できるかは不明。好きな数への減少はできるようになるかも。例えばtime laps制作用に極端に遅いフレームレート等(例:1fps)
*MotionJPEGの色空間の変更 ←通常のYV12(4:2:0)からYUY2(4:2:2)へ。期待大
*MotionJPEGのビットレート向上 ←10Mbps以上の転送速度を持つカードが必要で、かつカメラ内再生は不可? 記録時間も限られる。
*音声関連の向上(ビットレート、サンプリング) ←値の変更は可能だが、カメラ内再生が不可となる。

今のところは、こういう状況だと思われる。
1週間ほどDvxuserのフォーラムをROMしてきたが、毎日新しい情報が出てきて、古い情報が塗り替えられていくのがわかる。
非常に活発に動いている。
より少ないリスクで確実なメリットを得たいと思ってずっと待ってきたが、そろそろ作例も出てきたし試してみることにした。

結論を先に述べると、AVCHDに関してはかなり使えるファームウェアとなっている。
そして一番大きいのは、何度でもやり直せる機能がついているということだ。(無茶をしすぎてカメラが壊れない限り・・・)

では、簡単に使用方法と私が試したパッチの説明をメモする。
※私のつたない英語力で海外掲示板を読解しての記載なので、誤訳、間違いがあるかも。

【手順】

1. ptool最新版3.37dとパナ公式パッチをダウンロードし、それぞれ解凍する。
2. ptool.exeとGH1__132.binを同じフォルダに置く。
3. ptool.exeを起動し、GH1__132.binを開く。
4. 必要なパッチにチェックを入れ、値を入力する。→何にチェックを入れどんな値を入力したかちゃんと控えておくこと。
5. saveボタンを押し、GH1__●●●.binという名前で保存する。
→●●●には3桁の数を入れる。
 初回は現在の自分のカメラのファームウェアバージョンから1増えた数(半角)を記載
 例えば、現在v.1.21ならGH1__122.bin
 ※2回目以降は、「Version Compare Patch」の機能にチェックを入れていれば、001以上であればどんな数でもOK。
  ただし、これも必ず.binファイル名の来歴を控えておくこと。
6. カメラで初期化したSDカードをPCに挿し、5で作成したbinファイルをルートディレクトリに保存。
7. カメラのバッテリーをフル充電後、6のカードを挿して、再生ボタンを押す。
8. 「ファームウェアをバージョンアップしますか?」→OK
9. しばらく待ち、通常の撮影画面に戻ったら、設定/ファームウェアバージョンの確認
  本体が0.0と表示されれば成功。
10.SDカードを必ずフォーマットしてから撮影を開始する。

【ファームウェアを何度も当てなおすために】

GH1のファームウェアに関する規則は簡単で、カメラが認識している現在のパッチよりも大きなバージョンを表す.BINでないと受け入れないということである。
つまり、パナとしてはバージョンダウンは認めないということ。
必要なのは、現在のカメラのバージョンを確認して、それより大きいバージョンのBIN(ファイル名も中身も)を作ってやることである。
これに関係するパッチは2つ。「Version Change」と「Version Compare Patch」である。

ひらめき初回の状態で、カメラのファームがv.1.32未満の場合
→初回Version Compare Patchにのみチェックをいれ、GH1__●●●.BIN(現在のバージョン+1以上であればなんでもOK)として保存する。
→カメラが認識するバージョンナンバーは0.0となる。
→2回目以降もVersion Compare Patchにのみチェックを入れ続ける。

*初回の状態で、カメラのファームがv.1.32の場合
初回は「Version Change」にチェックをいれ、増加数1を入力。また「Version Compare Patch」にもチェックを入れておき、GH1__133.BINとして保存する。
→カメラが認識するバージョンナンバーは0.0となる。
2回目以降はVersion Compare Patchにのみチェックを入れ続ける。

このVersion Compare Patchというのが実装されたことで、カメラにバージョンナンバーを常に0.0と認識させることができるようになった。
これにより、何度でもパッチをあてなおしできるということだ。

【元の公式ファームウェアv.1.32への戻し方】

ptoolを通さないで公式ファームウェアのGH1__132.binをそのまま当てる。
→ファームウェアバージョンが1.3と表示されれば成功。


以上が基本的な使い方。
続いて、私が試した具体的なパッチ設定について。
MotionJPEGに関しては、ビットレートを80Mbpsにするだの、解像度を1080以上に上げるだの、色空間を4:2:2にしてより階調豊かでダイナミックレンジの広いものにするだの、非常に魅力的なのだけど、いかんせんまだ実験的段階であると思われる。
なので、とりあえずAVCHDに関するパッチにチェックをいれ、実際に試してみた。

*Version Compare Patch
*Native 24p/25p
*Video bitrate adjustment FHD/SH:50000000
*Video bitrate adjustment H:50000000
*Video bitrate adjustment L:16000000
*Overall bitrate adjustment:52000000
*Limited bitrate adjustment:60000000
*1080p GOP:12

Video bitrate adjustmentに関する4つのパッチの相関関係は不明だが、いろいろな組み合わせを試した結果、上記のように4つの値を入れるのが一番結果が良かった。
(一番危険だったのは、vbaFHD/SHのチェックを抜いたバージョン。
Hモードで撮影したところ、カメラがフリーズして電源ボタンも効かなくなった。バッテリーの抜き差しで回復したが。)

なお、Dvxusersの開発者たちの話題によると、GH1のH264圧縮の特徴はBフレームを作らないことのようだ。IPPPPP・・・というふうに続くようで、Bがない分同じ絵のクオリティを保つためにより多くのビットレートが必要になってくる仕組とのこと。
つまり、mudと呼ばれる圧縮破綻の原因は明らかにビットレート不足だそうな。
なのでビットレートを上げることによってかなりmud減少は改善されるはずとのこと。

これにより、FHDではパナ公式のデフォルト状態では平均8〜12Mbpsの最大17Mbpsくらいだったのが、平均17〜44Mbpsくらいをたたき出すようになった。
そして、FHDのビットレートを上げた効果についてだが、草むらだとほとんどmud減少でディティールがつぶれてしまっていたが、ptoolパッチを当てた後はそれがまだ見られない。

720サイズのSH、Hに関しては、デフォルトからの変更は見られない。ビットレートがあがった様子もない。
720サイズのLに関して、なぜか若干ビットレートが上がっており、平均10〜18Mbpsくらいになっている
720に関してはもうちょっと設定を見直す必要があるのだろう。
私は開発版の3.37dを使っているのだが、Video bitrate adjustment H,Lというのは実験的機能であるとのこと。
ひょっとすると安定版の3.36に戻して、それから本家掲示板に上がっている設定に合わせる方がうまくいくのかもしれない。
まぁもう少し情報が必要。

さて、あと注意点だが、本家掲示板でも上がっているとおり、上記設定でもカードエラーで録画が停止することがある
その条件は以下のようである。
*ssが1/50以上、1/125を上回る。また絞りは絞ってパンフォーカス気味。
*絵柄が細かい。動く被写体、またカメラが動く場合
*AFを使う
つまり、情報量が多いところでAFを用いるとだめなようだ。私はまだ14-140mmキットレンズでは試していないが、手ぶれ補正もカードエラーにつながることがあるらしい。
回避方法は、ssを遅くして細かい絵柄をなるべくぶらすようにするか(この方法は暗所撮影しか無理だが)
もしくはAFを切ってMFで撮るかである。

ネイティブ24pだが、私のテスト環境(手持ち)では今のところpulse(脈打ち)はわからず、いい感じである。
カメラ内再生も、SDカードをDIGAに差し込んでのTV再生も可能である。

しばらくはAVCHDをいろいろな場面で使ってみようと思う。
posted by そよはっは at 00:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月22日

Ptool for GH1 firmware hack を試してみた その1

最近DvxuserでうわさのGH1用改造ファームウェア。

本家掲示板はこちら
作者のtester13(Vitely Kiselev)さん他数人が開発について話し合いをしつつ、ここで最新バージョンを発表してます。
ツールは上記から最新版をダウンロードできる。
ただし、1ポスト目にリンクがあるけれども、どうもマメにボードのメンテをするタイプではなさそうで、その時々のポストで最新バージョンを発表することが多い。なので、最新記事からさかのぼって探したほうが早いかも。
6/21現在では3.37dが最新。
http://www.dvxuser.com/V6/showpost.php?p=2023262&postcount=2638

リアルタイムな情報はやはり海外掲示板が早い。
開発ではなく設定・使用方法等のユーザーの情報交換はこちら
EosHDでは最近頻繁にGH1の改造ファームについて取り上げていて、読み応えもあるし、作例もたくさん観られる。

作例は最近驚いたのがこれ。
http://www.vimeo.com/12606679
http://www.vimeo.com/12686563

いやー、試すしかないでしょ。

次に続く。
posted by そよはっは at 01:26| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月18日

AVCHDについて

ネットにおける「工作員」の存在。

掲示板というものを一定期間ROMっていると、工作員ってやっぱりいるんだろ〜な〜と実感する。
映像関係の大手掲示板kakaku.comでもきっと。
フォーサーズ(パナ)陣営が新しいカメラを出したら、必ずそれに「悪」といちゃもんをつける見慣れないHNがあらわれるし、SONYが新しいカメラを出したら(今ちょうどNEX祭りだけど)、嫌がらせのようなスレが雨後のたけのこ状態。
そういうスレをのぞいてしまう私も、火事場見物のようで趣味が悪いんだけど。

さてさて、工作員かどうかはさておき。
NEX5が大々的に「AVCHD60i対応!」とうたっていながら、実はセンサー出力は30コマしかなくて、後からそれがわかった件。
これでやっと、パナの打ち出したAVCHD Liteの意味がのみこめた。

ここまで読んで、ん?話いきなり飛んだ?と思った人、手を上げて。
「風が吹けば桶屋が儲かる」のような展開を、今から説明しよう。

私には、なぜPanasonicはAVCHD Liteという規格をぶちあげたのか、よくわからなかった。

そもそも、SONYとPanasonicが共同で立ち上げた規格が「AVCHD」である。
公式HPはこちら

そのうち映像形式を抜き出してみよう。
HDファイル形式(H264/AVC):
*1920x1080 59.94i, 50i (16:9)
*1920x1080 24p, 23.976p (16:9)
*1440x1080 59.94i, 50p (16:9) 
*1440x1080 24p, 23.976p (16:9)
1280x720 59.94p, 50p (16:9) exclamation注目exclamation
*1280x720 24p, 23.976p (16:9)
SDファイル形式(H264/AVC):
*720x480 59.94i (4:3 / 16:9)
*720x576 50i (4:3 / 26:9)

このブログの前記事にもまとめたが、映像形式・コーデックはBD規格にまるまる包括されている。
そもそもAVCHDとは、DVDからBDへ、SDからHDへの過渡期の時代に、「転送速度が遅くかつ容量も少ないDVDにHDで記録する」を実現するために制定された規格である。
なぜSONYとPanasonicが作ったのか。
答えは、過渡期においてHDが撮れるビデオカメラとBDレコーダーを売り出し普及させたかったからだ。
そのために「AVCHD」という難解な圧縮方式、多重化構造、フォルダ構造を持った規格で縛りをかけたのだ。
AVCHDに対応していれば、そのままでDVDにも(注:SONYは一部不可)BDにも記録でき、対応BDレコーダー、対応TVで簡単にHD動画を見ることができますよ。だから対応機器に買い換えましょう!ということだ。

そこにパナによって追加されたのがAVCHD Lite規格。
規格詳細は公式HPには記載されていない
が、ネットによるとAVCHDの規格のうち、
映像1280x720 59.94p, 50p
のものを「AVCHD Lite」としているようだ。
しかも、AVCHDの規格から抜いて独立させたわけではない。
なぜなら、今でも公式HPのAVCHDの中に抜かれずに入っているから。
公式HPのロゴマーク表の意味から察するに、「この形式を満たして、かつパナとSONYに申請すれば、ビデオカメラに限ってこのAVCHD Liteのロゴをつけることを許可しますよ」という意味だと思われる。

ただ、消費者からすれば、720の60pとはもともとAVCHDの規格内でおさまっていたものである。
なのに、なぜLiteなどと言ってさも新しいことのように打ち出したのか?ということがずっと疑問だった。
kakaku.comを見てても、このAVCHDとAVCHD Liteを混同していると思われる意見をよく見かけるので、実際消費者は混乱している。
非常にまぎらわしい。なぜこんなことしたの。

それに対するひとつの答えが、SONYのNEX5発売後の「実はセンサー30コマ出力の60i」騒動によって、私の中に仮説としてできあがった。
Liteは、パナの良心だったのではないだろうか。

AVCHD LiteはコンデジTZ7の発売とともに規格化されている。
TZ7の仕様はセンサー30コマ出力を、無理やりダブらせて60pにする仕様である。
そして、第2弾のAVCHD Liteを冠する製品はGF1.
これもセンサーサイズはGH1と同じだが、TZ7と同じく720のセンサー30コマ出力のダブり60pである。

そして重要なことなのだが、GH1は、GF1より早く発売されたのだが、フォーサーズのセンサーサイズながらセンサー出力60コマのリアル60pを実現しており、これをパナはLiteとはしていない。
AVCHDカメラとしてGH1は売られている。
※もちろん、GH1は1080も撮れるからAVCHDとしか書けないのだけど。
そしてこの後に、GF1を上記のような仕様でLiteとして発売したのだ。

つまり、パナとしては、今の時点では、センサー30p出力とセンサー60p出力を、はっきり規格名と但し書きで区別している。

※「今の時点では」としたのは、将来的にはLiteでリアル60pを出すことも予想できるからだ。
技術革新が進めば、上位機(フォーサーズ以上のセンサーサイズ)で1080の60p出力・記録(もしくはそれ以上のこと)が可能になってくるだろうし、そうなれば、わざわざ出し惜しみでTZ7やGF1の後継にあたる下位機をセンサー出力30コマに抑える必要もなくなってくる。
そのときに、フルHDと区別する意味で720限定だけれどもリアル60pで出せば、従来機種とも上位機種とも差別化ができ、価格設定が維持できるわけだ。


このあたり、SONYがなし崩し的に、60iとうたいながら実はセンサー出力30コマの商品を、従来のAVCHDの範疇で売り出したのとは少し様相が違う。
TZ7を発表する時点で、SONYと同じようにニセモノの60pを「AVCHD対応!」と売り出すこともできただろう。
規格にはセンサー出力のことまでは載っていないから、規格外とは言えない。
でも、パナはそうはしなかった。

明文化されていないグレーゾーンに対して、しれっと押し通そうとしたSONY、(自らが立法機関ではあるものの)Liteという形でグレーゾーンを法律化したパナ。
「Liteがパナの良心」というのは、上記のような私の印象をあらわしたことば。

ただ、TZ7の720の偽60pと、SONYの1080の偽60iでは、少し意味が違って、720は下位規格として制定するという逃げ道があったけれども、1080の30p出力というのは、明確な形で規格分けはしにくかったんだろうなというのは予想がつく。


さてさて、まぁNEX5の60iは残念な仕様だったけれども、今年か遅くとも来年ごろにはフォーサーズサイズ、あるいはAPS-CサイズでのフルHDのリアル60p出力(できれば記録も)が可能になると思われるので、じっくり待ちましょう。

そもそも、私はもう60iなんかいらない派です。
インターレースは嫌い。編集もしにくいし。ネット動画とも親和性低いし。
何より画質を大きく損ねる。
BDレコーダーとTVさえ完全プログレッシブ対応してくれたなら、インターレースに対応する意味などもうない思う。
(TVでうまいことI/P変換してくれるっていうけど、けっこう処理がおいついてなくて、場面の変わり目で一瞬コーミングノイズが出ることがあるし)

SONYに対して「30コマ出力」を批判するような文を上で書きながら、実際は60iや60pで撮られたニュースみたいな興ざめな映像より、雰囲気のある30pや24pの方が好き〜と思ったりすることも多いのである。
24p機能を初めて家庭用カメラにつけたのがHF10だと記憶しているが、zooma!の小寺さんも「ホームビデオにこそこういうフィルムライクな映像効果があってもいいと思う」とコメントされていた。
なので、家庭用ビデオカメラマニアの方々がリアル60iで撮れないカメラなんて欠陥だ!と鼻息荒くおっしゃっているのを聞いても、ついつい反論したくなってくる。
確かに60コマ分の動きがあった方がいいけど(スローモーションにしてもきれいだし)、ないならないで雰囲気ある映像は30pのが得意だし、それが好きな人もいる。そもそもインターレースならいらね〜よ!って。
センサー60コマ出力ができるなら、60p記録も同時に対応してほしいと切望する。

と、今日は長めのtwitterでした。おしまい。
posted by そよはっは at 23:07| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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