2009年07月03日

30pを60pへ:MSU_FRCの実験

前回の記事で、avisynthのMSU_FRCの使用方法を書いたが、実際にどれほど効果があるのかを確かめる実験をしてみた。

ソースはTZ7。
これは本来29.97pで撮られているものを、カメラ内で同コマを2倍に複製して59.94pにして出力されているものだ。
で、このAVCHD LiteファイルをCanopusのAVCHD ConverterでHQに変換すると、29.97fpsプログレッシブのaviとなる。
気を利かせてくれてるのか(笑)、無駄に複製されたフレームは取り除いて、フレームレートを変更してくれているのだ。
これにMSU_FRCをかけてコマ保管して59.94fpsにする実験を行なった。

位置情報単純な動きの映像の場合
魚が画面を横切る。水平移動のみ。
コントラストのはっきりしたシンプルな背景。
暗所で撮られているため、SSもそれほど高くないと思われる。

位置情報複雑で速い動きの映像の場合
被写体がカメラのほうにジャンプしてきて、水に飛び込む。
被写体の運動は、水平・垂直方向だけでなく、奥行方向に及ぶ複雑なもの。
晴天屋外で取られているため、SSも高いと推察される。

上記2つの映像について実験を行なってみた。

youtubeに59,94pでアップしてみたのだが、私の環境ではアップロードされたものが59.94fpsには見えない。若干カクつく。
これはPCの再生処理能力の問題なのか、それともyoutubeの変換で29.97fpsにされてしまったのかよくわからない。



なので、一応wmvをblip.tvにアップしたものも載せておく。
こちらなら「対象をファイルに保存」でダウンロードしてもらえれば、59.94fpsのオリジナルファイルが見られる。


Click to play


《考察》

動きの単純な映像、被写体がある程度カメラから離れていたりして動き量が少ない場合は、割合きれいに補間してくれているように思う。
しかし、2つ目のジャンプの映像の後半の破綻ぶりをみればわかるように、動きが複雑な場合、また被写体が大写しになっていてかつ動き量が大きい場合は、補間しきれずに画面が破綻してしまっている。

結論からいって、MSU_FRCもやはり万能ではなく、あくまでも「使える」ものにしか使えない。
しかし、もともと動きの少ない映像をこのMSU_FRCを使ってコマ補間することで、なめらかスローモーションのような映像効果を狙ったりする場合には使えるかもしれない。

posted by そよはっは at 10:49| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも拝見させていただいております
大変参考になります。

後半の破綻ぶりを見ていると、中間補間コマ生成は、再生時にテレビ側にやらせた方が楽でいいかもしれませんね?
(いまのところ、液晶方式に限定されますけれど)

後日機会があったら、試してみます。
Posted by RC at 2009年07月04日 13:29
RCさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
Posted by そよはっは at 2009年07月04日 21:55
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