前のエントリーで24pの方法を書いたが、GH1にはもう一つ目玉の撮影モード「SH」がある。
すなわち、1280×720で60fpsプログレッシブ撮影が可能。
これをそのままの速度で使ってもいいが、例えばFHD(1920×1080の24p)と組み合わせて使う場合、どうしても映像の質感の違いがある。
60pはぎらぎらとしたニュース映像のようなリアルな質感だし、FHDはしっとりマットな映画調の質感。
そこで、例えば思い切ってSHで撮った部分をスローモーションの24pにしてしまうという方法がある。
例えば、この動画はSHで撮って、編集時にスローモーションで24pにしている。
通常の例えば29.97iのものを編集ソフトでスローモーションにするより、動きがなめらかなのが特徴だ。
比較として、適当なのがないが、こちらの動画の2:55あたりからのスローモーションはFHDで撮ったものをソフトでスローモーション化しているから、動きがややカクカクしている。
で、この60p→24p化なのだが、これに最適なソフトがEDIUSだ。
EDIUSには、読み込んだ動画クリップのプロパティを自分で変更できる機能がある。
SHモードの動画を読み込んで、プロパティ/ビデオ情報/フレームレートを23.98にする。
これで、そのクリップ自体が本来は60fpsなのだが23.98fpsの動画としてEDIUSに認識され、それによりスローモーションのクリップとして読み込まれることになる。
さらにEDIUSのすごいところ。
EDIUSでは前提として、基本HQ変換してから読み込む。
HQはフレーム間圧縮のないコーデックなので、出力時もHQを選ぶと未編集フレームは再圧縮せずに通してくれるという特徴がある。
(ただし、素材の解像度・フレームレート・i/pの別とプロジェクトのそれらを一致させておかなければいけないが)
そして、このプロパティでの23.98fpsへの変換も、再圧縮対象にはならず、トランジションやテロップ等をかぶせたところのみ再圧縮されるのだ!
フレームレート変換のみなので、確かに画像の再圧縮を行なう必要はなく、こういうところがスマートにできてしまうところに、改めてEDIUSのすごさを実感。
ほんと、基本機能の充実っぷりがすごい。
ちなみに、今VegasPro体験版を試しているが、どうも同じことはできないっぽい。手持ちのVideostudioでも無理。
フレームレートはプロジェクトのフレームレートに合わされるが、素材の持っていた速度感はそのままソフトに寄って自動的に調整され維持される。
それをスローにしたい、また早回ししたい場合は、パーセンテージを入力したりタイムラインでクリップをドラッグしたりする方式。
つまりこれらのソフトは、素材の読み込み方をユーザーが指定する方法がなく、ソフト側が自動で決めるようだ。
余談になるが・・・。
この考え方の特徴の違いは例えば静止画等を読み込んだ場合にも現れている。
EDIUSではデフォルトでは静止画を読み込んだ場合、プロジェクトの解像度ぴったりに拡大縮小させることもできるが、プロパティの指定で元の解像度のまま読み込むこともできる。
この場合、プロジェクトの解像度より大きな素材ははみ出した分が切れて、また小さな素材は周囲に余白がある状態で読み込むことができる。
これに対して、VegasやVSは常にプロジェクトの解像度に合わせて自動で素材が拡大縮小され、その状態からユーザーがさらに任意の大きさに拡大縮小する手順となる。
結局仕上がりの品質に差がなければそれでいいのだが、なんとなくEDIUSの考え方の方が私は好きだ。
VegasもそのネイティブでAVCHDをさくさく扱える軽さ、安定感、そしてタイムライン回りの編集のやりやすさは十分実感できた。
トランジションやエフェクトは、EDIUS Pro4のものより好み。
ただ、もう2年以上使ってきて、いまだに「こんなことができるのか!」という感動を毎度毎度味わわせ続けてくれるEDIUSがあるので、なかなか急いで手に入れようという気にはなれない。
2年越しのはかない夢だが、AVCHDのスマレンがまともにできて高機能な編集ソフトがほしいというところに一番近い位置にいるのが、vegasだと思われる。
現状は、AVCHDのスマレンは不具合必死。つなぎ目が乱れている。
なので、これへの対応をもう1シーズン待ってみるか・・・という気になっている。


そよはっはさんの60fps→24fps化参考にさせていただきました。
私の場合は、コンデジのLUMIXのDMC-FX700で撮影した60P素材でやってみました。キレイなスローモーションになりますね〜