2014年03月02日

言い訳っぽい投稿ですが、要はBMPCC買いました報告

こんなブログをやっているが、私は「機械好き」でも「新し物好き」でもない。
異論はあるだろうけど、断固として違う。

新しいカメラに買い替える基準は、今の手持ちと比較して
位置情報明らかな画質的改善がある。
→例えばAVCHD対応のコンシューマー用H264に対して、RAW、10bit422等低圧縮でのlog収録、解像度、フレームレートの明らかな進歩(4K、120fps等)
 より大きなセンサーサイズによるボケ感、高感度ノイズ処理の向上(いや、これはレンズ資産との兼ね合いが多いので、優先順位は低いが))
位置情報操作性に劇的な改善がある(ワンマン撮影なので、実際はこちらが大事かも…)
→手振れ補正、ピーキング、ND内蔵かどうか、小型軽量化、記録の高速化対応(内部SD記録でかつHDD取り込みの取り回しの楽さ)、レンズ交換を極力少なくできる

であり、かつ最低限の品質を維持していることにある。すなわち
位置情報>安定性
→ファイルが間違いなく記録されること。「あ、撮れてなかった…(涙)」がないこと
は大事。

例えば、それまでのコンシューマ用ビデオカメラからより大きなセンサーサイズで撮れるGH1への買い替えは「画質改善」をもたらすからだった。
まあGH1からGH2への買い替えは、正直画質、操作性の面では劇的に違うとは言い切れないが、ハッキングによる安定性が全く違ったからである。

自分の手持ちのカメラ、目指す理想の映像品質、自分の撮影スタイル、環境を考えた時にベストマッチなものを
1台持っていればそれでいい。
いくつももっていたって、ワンマン撮影では結局1台ないし2台くらいしか持ち出せないのだから、次々と買い替え、買い足しをするのは「無駄」とわかりきっている。

そう考えた時に、GH2にはもうかなりの部分で満足している。
不満点としては
*ピーキング表示がないので、本気の撮影時にはsmallHD DP6が必要で、結果として重量化、大型化する。
*LOG収録ができないこともあり、暗所に弱い。(あらかじめコントラストがついて暗い部分はより暗く映るように焼きこまれているため、ほしいディティールがつぶれる。)
*手振れ補正がない

言い換えれば、これくらいなのだ。欠点は。
bkmcwdさん、VKはじめハッカーの皆さんのおかげで本当にこのカメラを長く愛して使い続けてこれている。

そんな私が、ついについにBMPCCの魅力に陥落して買ってしまった。

しつこいが私は新し物好きでもスペック厨でもない。
スペックだけでRAWが絶対的にH264と比較してすぐれている、なんて思うのは馬鹿らしいと考えている。
そりゃあ高画質だけれど、それと現状のPCスペック、取り込み後の状況を勘案してどれだけ元がとれるか、というところまで見積もってだ。
グレーディングを前提としなければHacked GH2のCamera内bakedだって十分きれいな映像が撮れるのはよくわかってる。
のだけれども…。
作例を見ていても、やはり明らかに夕暮れ〜夜、暗所での絵の美しさが歴然としていたのがやはり決めてとなった。
ここにlog収録のできるメリットは改めて大きいように思う。

後は、やはりグレーディングの楽さ。

※ここで定義する「グレーディング」とは、単にヒストグラムやベクトルスコープ上で露出やコントラストや彩度をクリップごとにそろえる、といったレベルの話ではない。
instagramなどで特定のカラーバランスに整える最終テイストの話だ。

グレーディングソフトや手法についても、私はスペック厨になりたくないとは思っている。(いや、この領域は物理的な商品より手を出しやすいので、正直衝動買いも多いんだけどね…)
どんなソフトを使おうが、例えばVimeoで人気のJames Millerのような美しいfilm likeな色が出せるのはわかる。
限界はあるかもしれないが、8bit4:2:0のH264素材からだって
さじ加減ひとつできっとできるのだ。(撮影時からのWB、露出、カラーバランスをいじったりして、グレーディングによる破たんをなるべく防ぐことも含む)
理想的には。

ところが、ここは圧倒的に自分の力量が足りない。
例えばinstagramのプリセットのように、このプリセットを充てるとだいたいなんでも好きな感じにしあがる、という《好き嫌い》の感覚はある。
だが、この色と比べてなぜこっちの色合い(カラーバランス)が好きなのか、が明確に数値で説明できないのだ。
GH2ですでにある程度REC709用にコントラストをつけてGH2味に焼きこまれた絵に対して、shadow、mid、highlightをどの程度いじって、トーンカーブをどう動かして、あるいは色域ごとの色相、明度、彩度をどの程度調整して、全体あるいはshadow、mid、highlightごとの彩度をどの程度いじって…いけば、目指す色味になるのか。
そもそも目指す色とは具体的にどういう色なのか。
そういうことがわからないので、さじ加減のしようがない。

ということは、やはりいわゆるLUTと呼ばれるプリセット的なものに頼らざるを得ない。
あらかじめ決め打ちで特定のカラーバランスになるように変えてみて、後はクリップごとの破たんや気に入らないところを微調整する、という使い方がベストだ。

ところが、現状ではGH2のようなLOG収録でない絵に対する好きなLUTがなかなか見つからない状況だ。
コンシューマー機GH2でコンシューマー用汎用ソフトでグレーディングするにはおそらく一番メジャーで最適であろうグレーディングソフトはMagic Bulletだろうが、どうもこの会社と私では目指すテイストが違うらしい。
映画で言うなら、私はロマンティックコメディやヨーロッパの中世もののような繊細な雰囲気が好きだが、MBLはどちらかというとアクション、サスペンス、ホラーっぽいノリだ。(いわゆるティールオレンジや、ウォーム系でもオレンジが強すぎる感じ…)
あんなにたくさんのプリセットがあるのに、好みのものが見当たらないのだ。うーん…もどかしい。

一方、ResolveやSpeedgrade等のメジャー級ソフトでは好みのLUTがあったりする。
しかし、取り込み形式がQTでないといけないなど、微妙にGH2の素材が扱いにくいのだ。
具体的にはGH2の素材をMOVにコンテナ変換するのだけど、毎回毎回中間ファイルを使って編集する方法はかつてのEDIUS時代に逆戻りのようで、あまり快くない。(たまにならいいんだけど、毎回だとHDDを圧迫する)

ネットの情報によると、最近のトレンドはfilm convertというソフトらしく、これならスタンドアロンもAEやpremiereのプラグイン版もあって、GH2にも適用できるようだ。
さて、これを導入して、GH2で好みのプリセットをあてるか…手軽さで言うと、これがいいかもしれない。でも…

うーん、もうそれならBMPCCでLOG収録及びRAW撮りができる環境を整えて、豊富にあるlog素材用のLUTを活用すればいいんじゃない?というのが、今回の購入に至った経緯だ。

film convertはNLEソフトのプラグイン版があって、ResolveやSpeedgradeのような面倒なラウンドトリップ手順をふまなくていいところも魅力的(colorista2と併用すればけっこうそれなりのことができそう)なので、また後日導入を検討するとして。

さて、しばらくこれで遊んでみようと思う。
posted by そよはっは at 23:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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