2014年03月10日

10bit4:2:2の素材を編集してVimeoに投稿する方法(win) その2

さて、HQX-AVI(ALL-I、10bit4:2:2)をMOVコンテナにおさめてVimeoに投稿する方法。

結論から言うと、再エンコなしっていう表現はちょっとおかしい。
ffmpegで、-vcodec copy を選ぶとエラーは出ないのだけれど、コンテナ変換だけにしては処理に時間がかかっている。何よりファイルサイズがかなり肥大化する。
イメージ的には、Quicktime形式の無圧縮にデコードしたものをMOVコンテナにおさめてる?

http://ja.wikipedia.org/wiki/FFmpeg
上記に、-vcodec copyについて
"# 変換後のフォーマットによっては、そのフォーマットの仕様の制限やFFmpegが未対応であることなどにより変換前のコーデックが入れられないことがある。"
との記述もあるが、この現象はよくわからない。

ということで、ここはおとなしく、ffmpegを使って、HQX-AVIからファイルサイズの合理的なProres422に変換する方法を載せておく。

【用意するもの】

1.Glass Valley HQXコーデックの導入
http://pro.grassvalley.jp/download/gv_codec_option.htm

2. BMPCCの撮影素材

3.Davinci Resolve (liteも可)あるいは10bit以上でグレーディングできるソフト

4.10Bit以上で出力することができるNLEソフト(AE、Premiere等)
http://blogs.adobe.com/VideoRoad/2010/06/understanding_color_processing.html
上記はとてもわかりやすい色深度に関する説明を載せてくれている。

5.Avisynthの導入
http://www.avisynth.info/?FrontPage

6.ffmpegの導入
→ここではAnotherGUIを使う。
http://www.stuudio.ee/anothergui/

【手順】

1.BMPCCで撮影

2.Davinci Resolveでグレーディング→Quicktime 無圧縮 10bで書き出し

3.Premiere CS6でカット編集を終え、HQXコーデックのAVIで書き出し

[Point]
premiere max bit-01.JPG
シーケンス設定は、レンダリングする直前に上記の状態にしておく。

premiere max bit-02.JPG
書き出し設定は、上記のとおりAVI、コーデックはHQX(コーデック設定は最高画質にしている)、各種チェックを入れる。

→ただし、こんな記事も見つけた。
結局Premiereの場合、「最大深度」のみチェックを入れたらよい?
http://wolfcrow.com/blog/how-to-handle-bit-depth-in-adobe-premiere-pro-after-effects-and-speedgrade/
4.以下のavsスクリプトを書く。

AVISource("D:\edit\bmpcc park daylight.avi")
#""の中身はHQX-AVIのファイルアドレスに読み替えて。

5.AnotherGUIを起動し、PresetのBOXをダブルクリックして、FCPの4種類の中から選ぶ。上から順にProxy、LT、HQ、HQ高品質と考えていいみたい。
anothergui-01.JPG

6.「Add Source(s)」で一つまたは複数のファイルを選び、リストに表示させる。アウトプット先を指定する場合は、このリストで選択した状態で「Change Output Path」を押すと変更できる。
「GO」で変換が開始される。

→Prores422のMOVの出来上がり。

後はこれをVIMEOにアップロードすればよい。
posted by そよはっは at 22:14| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。HQXコーデックについて調べていてたどり着きました。
いくつかコメントします。

・まずPremiereからHQX.aviを出力した時点で
 データは8bit深度に落ちているものと思われます。
 HQX.movで出力すれば10bit深度になるかもしれませんが不明です。
   参考:http://peace.2ch.net/test/read.cgi/avi/1385130744/926

・そうでなくても、AvisynthにHQX.aviを読み込んだ時点で
 データはYUY2(8bit深度のYUV4:2:2)に落ちてしまい、
 元データの10bit深度は失われます。
 (Avisynthで10bit深度を扱う方法は一応ありますが
  複雑なのでここでは書ききれません)

・AnotherGUI(ffmpeg)はそのYUY2データを
 Prores422.movにエンコードしているにすぎませんので、
 Proresの10bit深度でデータを保持しているが
 元は8bit深度にすぎないということになります。

・ffmpegのProResはAppleの許可を得たものではないので
 使用には色々と問題があります。
   参考:http://support.apple.com/kb/HT5959?viewlocale=ja_JP

・PremiereProから10bit非圧縮YUV4:2:2(v210)で書き出したり
 DavinciResolveからProresで出力したりすることで
 10bit深度のまま出力できるような気はします。

・DavinciResolve11はHQXコーデックに対応しているようです。
  http://www.grassvalley.jp/press_releases/2014/nab2014.php

・DavinciResolve11との連携を踏まえて、
 GV Codec Option(無償版)ver7.31(beta)がリリースされています。
  http://pro.grassvalley.jp/download/gv_codec_option.htm

以上です。
Posted by Tac at 2014年07月17日 21:44
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